朗読のお勉強をしている会に、お誘いのお声がけがありました。
自治体の支援もあり、視覚障害をお持ちの方たちとの交流の場を設けるのでご一緒にいかが?というお話。
じゃあ私達は何かしらの朗読を致しましょう、となりまして暫く練習を続けておりました。
いよいよ今日がその日です。
まず、点字を教えて頂きました。
点字は、打つ時は右から読む時は左から。
ローマ字のように母音と子音を組み合わせていきます。
「覚えたら簡単ですよ」と先生は仰いますが…なかなか覚えられない!
厚みのある用紙を挟む専用の点字台があり、定規にあるマスに天筆で打っていきます。
公共の場所で見かける点字の標識をこれからは手で読めるようになりたいものだわ、と頑張ってみた。
頭も身体もしっかり中年、覚え切る前にタイムアップとなりました。
でも資料は頂いてきたのでこれから少しづつ覚えていきたいもの。
その後は、私達の朗読を聴いて頂きました。
地元の昔話と、発表会で取り上げた“鎌田實さんのエッセイ”を読みました。
それから更に、参加者のお一人が点字で書かれた文学作品をいくつか読み上げてくださいました。
目で文字を追うのと変わらないスピードで点字を読み取りスラスラと口に出していきます。
ここまでになるのは時間と経験が必要なんだろうなぁ。
緩〜い進行のほのぼのとした会になりました。
点字とはまるで関わりがないまま今まで過ごしてきましたが、
ちょっと気になるというか、意識の中に存在する良い機会になりました。
朗読のお勉強だけでなく、人生で大切な事を教えてくれる会。
その会を暖かく見守ってくださる自治体。
末永く関わっていきたいと思っています。
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by ribe-libe
| 2018-09-07 20:48
| お出掛け